”齢相応の夢”

とにかく一歩、動け!

1日でも長く続けろ!

 

…という数々の言葉たちにある午後唐突に焦り、

ノリと勢いのみで初めてしまった当ブログ。

最初から計画性のけの字もなく、技術も知識も何もないので初投稿にして

すでに途方に暮れかけてる残念な状況。

 

しかしそんなこと言っても進まない!

1ページも増えない!涙!

ということで、

・すてきなものの備忘録

・毎日を少しでもいいものにする

・将来の為のメモ

を中心に毎日ひとつ、書いていくことにします。

…この先どうなるのか謎ですが。

 

1日目はタイトルの言葉。

 

先日読んだ、

「プリズンホテル 4 春 」 / 浅田次郎 / 集英社文庫

 

巻末”プリズンホテルの思い出””より。←中身じゃないのか!

 

全4巻の小説は、タイトルからは想像できないほどユーモアと感動のつまった物語。

特殊な舞台設定、超個性的なキャラクターたち、笑いが満載ながらも深いところに響くストーリー。なめらかで優しい文章に、生々しい言い回し。

1冊目の半ばからからすっかりハマり、読み終えるのをもったいないと感じたほど。

それぞれの人物が抱える悩みや考え方や人生に、自らを省みずにはいられない。

 

とにかく何冊か読んだ浅田先生の作品の中でも、力作(というより力の塊そのもの)だったなあと感じていたら、最終巻のおわりに著者自身のあとがきがあり、この言葉。

 

 

”「分相応」に暮らしながらも「齢相応」の夢を見なければ人間の未来はない。”

 

 

言葉に込められた著者の思いは別として、分相応ばかりを無意識に追い求めてしまっている日々の自分の現状に巨大な釘を打ち込まれたくらいの衝撃を受けた。

どちらかといえばまだ若いはずなのに齢相応の夢を見てるのか自分よ。

浅田先生は40歳すぎてから言っている!!

ずっと若くて身体も動くくせに安全性だけ重視して縮こまっていることが、いかにも自分にはぴったりだと決めつけている卑小さに気付いてぞっとした。

痛かったけれども根本的なことを叩きんでくださった言葉。

 

脳に刻んで進もうと思います。